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講習会の合間に、島の博物館、George Waterston Memorial Centre and Museum や、
ニットデザイナー達の仕事場にも足を運びました。 右の写真は、博物館の外観です。
えっ!! ここが博物館? とびっくりしましたが、中に入ると、フェア島の歴史やフェア島で編まれたものが展示されています。 もともとこの建物は、学校だったそうです。
この写真を見ても分かるように、白い雲と黒い雲が隣り合わせ。突然雨かと思うと、晴れて。1日のうちに、ころころ天気が変わります。


 
博物館の中に展示されている作品です。
 
館長のアン・シンクレアさんに案内してもらう予定でしたが、島を離れていたので、ホリーさん(写真左下)にお話しを伺いました。

2011年に「トール・シップ」というイベントが、フェア島であったそうです。これは、昔むかし、バイキングがいた時代、北欧の漁船が飲み物や食べ物を、フェア島は、手編みの帽子やニットウエアをぶつぶつ交換していた当時を再現しましょうというイベントだったそうです。 本当なら、沢山の船が来る予定だったんですが、あいにく、とても海が荒れ、1隻の船しか来なかったそうです。乗っていたクルーは、ノルウェーのテレビ局。(ノルウェーでは、テレビ放送もあったとか。)島の皆が編んだ帽子とノルウェーの船が持ってきた食料と実際にぶつぶつ交換をし、盛り上がったそうです。ホリーさんは、カトリーナさんと一緒に、ニットウエアの作品を製作、販売しています。このイベントのときも帽子を編んだそうです。ホリーさんのホームページは、これから作る予定だそうです。Fair Isle made in Fair Isle.

 
下の写真では、ちょっとわかりづらいですが、そのときの模様の、みんなで帽子を編んでいる時の写真が、展示されていました。
  
 
島に、81歳の現役ニッターのアニーさんがいます。 このイベントでは、12枚編まれたそうです。
昔の家族写真を見ていると、女の人は、みんな編み物をしていて、寝るとき以外は、本当に編み物をしていたそうです。 
 
今、島の人たちは、フェア島から広がった編み物を、また、フェア島から発信して未来につないでいきたいと話していました。
 
「フェアアイル・メイド・イン・フェアアイル」このタグと星のマークが付いている作品は、フェア島で編まれた証です。
"The tag " Fair Isle made in Fair Isle" and Fair Isle's own trademark 'Star' motif which is used by some of the other knitters on the island are proof that garments have been knitted in Fair Isle."
 
 
キャシーさんやホリーさん以外に、島で会ったデザイナーをご紹介します。
 
 

エリザベスさん。
腱鞘炎になって、手編みをすることがなくなったそうですが、時間をかけて作ってきたデザインや色の組みあわせを大切にしています。ホームページから素敵なデザインやフェアアイルの歴史を知ることができます。

‘Exclusively Fair Isle' by Elizabeth Riddiford
http://www.exclusivelyfairisle.co.uk/

 

マティさん
シェトランド博物館にある歴史ある模様を使い、伝統の色使いからご自身のオリジナルまで多くの作品を作成しています。秋(11月頃)に、ホームページで、新しい作品を紹介する予定なので、下記のアドレスにアクセスしてみてください。

‘Fair Isle Knitwear' by Mati Ventrillon
http://www.fairisleknitwear.co.uk

 
今回の旅行では、訪ねることができなかったのですが、フェア島のホームページで紹介されているデザイナーさんがいます。(下記)
'Fabously FairIsle' by Angela Wiseman
http://www.fabulouslyfairisle.co.uk/
 
 
 
それから、気さくな島の看護士エレナさんとも出会いました。お気に入りの編み物は、伝統の模様を使って、新しい色使いで編むことだそうです。「この作品が、100年後のフェア島の伝統になるかもしれないですね。」と聞くと、「そうかもしれないわね。この島の81歳の現役ニッターのアニーさんが、いつも言ってるの。編み物は、発展していくものよ。同じところで止まっていてはいけないわ。」と話してくれました。アニーさんは、エレナさんの新しい色使いを楽しんでいるようです。
 
 
フェア島に行って、今も編み物が引き継がれていることを知りました。 
 
 
 
 
 
 
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