NIXA/PYE

英PYE・NIXAとまとめて呼ばれることが多いですが、1950年にDECCAに次ぐ英国レーベル会社として設立されたNIXA RECORDSがルーツとなります。その後1953年にテレビやラジオの販売会社であったPYEにより買収されPYE・NIXA RECORDSというレーベルとなります。
1959年にPYE RECORDSと名前を替えます。 PYE GOLDEN GUINEA RECORDSとPICCADILLY RECORDSはその子会社として設立されました。 最終的にPYEグループはEMIに買収されることになります。

なんといっても、NIXAの独自録音はこのレーベルの最大の魅力でサー・エイドリアン・ボールト指揮による音源は今でも人気があります。なんとも英国の風情を感じさせるレーベルで、コレクターの根強い支持を得ています。

NLP 赤地に金文字レーベル (モノラル)

ED1
NIXAの最初期のレーベルです。ずっしりと重量感があり、紅色に近い赤い色は大変に印象的です。円周に描かれた飾り模様の線に囲まれたデザインは実にエレガントで高級感が漂よいます。
デザイン
特徴等
赤地に金文字で中央に大きくNIXAの文字が刻まれています。溝も深く刻まれています。
カタログ番号 NLP
上記写真 : ボールド指揮フィルハーモニック・プロムナード管 ウォルトン ベルシャザルの饗宴 NLP904の第1面。

NLP 赤地に金文字レーベル 第2期 (モノラル)

ED1
上記のレーベルデザインに比べると若干軽い感じがありレコードの重量も若干軽くなっていますが、依然としてその風格を保っています。
デザイン
特徴等
基本的には上記レーベルと変化はありません。
カタログ番号  
上記写真 : ボールド指揮フィルハーモニック・プロムナード管 ホルスト 惑星 NLP903の第1面。

NLP 赤地に白文字レーベル (モノラル)

ED1
PYEに買収された後のNIXAレーベルです。NIXA時代の高級感は薄れ、全体的に簡素化された印象があります。
デザイン
特徴等
薄い赤地に白文字でPYE、NIXAの文字が中央に見られます。
カタログ番号  
上記写真 : ボールド指揮フィルハーモニック・プロムナード管 ウォルトン ベルシャザルの饗宴 NLP904の第1面。